テトと呼ばれるベトナムのお正月である2月前から、コロナの市中感染者がじわじわと多くなり、ソフトロックダウンとなり、旅行も控え、静かな正月休みになりました。その影響で、テト明けのHuflit大学日本語学部の授業はオンライン授業となりました
去年に引き続き、4年生の「日系企業文化」という科目の中の前半部分をGROW UP JVの日本ビジネス能力認定講師である井下田深雪講師が担当させていただいております。4年生はこの講座を受けたのち、日系企業でインターンシップを行い、大学を卒業します。大学の日本語学部で学んだ日本語の総まとめである重要な科目です。
今年は4クラス合計158名の学生に対して、JBAA4級講座が行われています。ベトナムの各大学でも昨年からのコロナ対策としてオンライン授業が行われるようになり、Zoom, Google Meet, Microsoft Teams の3つが主流のアプリとして使われています。大学によってそれぞれ何を使うかは違っています。
日本ビジネスマナー講座は、GROW UP JVの授業でよく使用しているZoomを使って行っております。今回はモニターを導入し、パワーポイントで資料を共有しているときも学生全員の顔がモニターに映るようにセットし、Waiting Roomに入ってきた学生をすぐに承認できるよう参加者状況のウインドウと、参加者からの質問や、問題の答えを書いてもらうチャット欄のウインドウもモニターに常に表示しました。 こうすることによって、授業の途中で入室してきた学生もすぐに承認ができるし、チャットの質問や、間違えた答えにもすぐに解説をしてあげることができました。
学生のビデオウインドウの名前には、クラスの番号と名前を付けてもらったので、誰が発言したのか一目瞭然です。授業参加点として、その場でシェア画面をエクセルシートの出席簿に切り替えて、発言者にポイントを記入するということもできました。公開記入なので、学生もその場で見ることができ、公正なポイントを記入することができます。
オンライン授業は、先生が一方的に話し、生徒は聞くだけで受け身な授業になりがちですが、このように学生の授業参加型の授業も工夫によって行うことができます。
と・・・・・・・
この記事を書いている途中で、大学から連絡がありました。
来週からは大学で対面授業になるそうです。
オンライン授業はオンラインのメリットがありますが、やはり実際に学生と顔を直接見て空気を読みながら授業をするのも楽しいものです。