アジア圏内各国では、盛大に旧正月を祝う国がたくさんあり、ベトナムもそのひとつです。ベトナムの旧正月「テト」は、ベトナム国内で一年で最大の盛り上がりを見せるイベントでもあります。ここでは、日本のお正月とは違う旧正月の説明や、ベトナムの旧正月「テト」の行事や忘年会の内容について解説します。弊社での旧正月の様子も合わせて紹介しますので、テトの雰囲気を知りたい人も、ぜひ参考にしてください。
日本のお正月は、現在一般的に使用されている「太陽歴」にしたがい、年が明けた1月1日からの期間を指します。一方で、ベトナムを含めたアジア各国で祝う旧正月とは、「太陰太陽暦(旧暦)」におけるお正月期間になっています。
なお、太陽暦と旧暦では誤差が生じるため毎年旧正月の期間は異なります。おおよそ毎年1月下旬から2月初旬ごろが旧正月にあたり、2019年の旧正月は2月5日でした。
2020年の旧正月は元旦が1月25日、旧正月の期間は1月20日~1月30日あたりになります。
旧正月は中国では「春節」と呼ばれ、ベトナムでは「テトTet=節」 (テト・グエン・ダン Tet Nguyen Dan 元旦節)と呼ばれています。
テトの期間中は、ベトナムの学校や企業、お店なども完全に休みになり、家族とゆっくりするのが一般的なテトの過ごし方です。
家族と離れて過ごしている人も、実家に帰って親兄弟とともに過ごします。また、縁起のよい赤や黄色のランタン、梅や桃の花の飾りつけも行います。日本と同様、地方によって行事や慣習も違う様です。
さらに、テトは元日までの数日間、元日、そして元日以降の3つの期間によってやることが異なるのも特徴です。
テトの行事や慣習を期間ごとに見てみましょう。
テトを迎える準備を行います。テトになるとお店が閉まってしまうため買いだめを行ったり、年内の仕事を片付けたりなど、忙しい期間です。
また、テトでお客様のおもてなしに使う、ベトナム伝統料理のバインチュン(ちまき)を大量に作ります。
さらにベトナムでは「元日に掃除をすると福が逃げてしまう」と言われているため、元日を迎えるまでに家中の掃除も行います。
年末の買い出し、お節づくり、大掃除と日本の年末にも似ていますね。
「元日に行ったことで一年が決まる」と言われているベトナムにとって、元日の過ごし方はとても重要です。家族とできるだけ笑顔で過ごすのとともに、お寺に初詣にむかいます。
元日以降は、親しい友人や先生などにあいさつ回りを行います。
なお、ベトナム語のお正月の挨拶は「Chúc Mừng Năm Mới」、「Cung Chúc Tân Xuân」と言い、日本語の「あけましておめでとう」にあたります。
日本では年末に忘年会を行いますが、ベトナムの企業にとっても旧正月前に行う忘年会は大切な行事です。
たとえば、ホーチミンにあるような大人数の従業員を抱える大企業なら、市内のホテル会場を貸し切ります。従業員による出し物や豪華賞品のあたるラッキードロー(抽選会)などの楽しい催しをして、みんなで楽しい時間の過ごすのが一般的なベトナムの忘年会です。おそらく忘年会が終わりバイクで特賞の大型テレビや冷蔵庫などをバイクで運んでいる姿を目撃したこともあります。
グエン・スアン・フック首相は、2020年のテト(旧正月)(旧暦1月1日=新暦2020年1月25日)に伴う休暇について、2020年1月23日(木)から1月29日(水)までの7連休とする案を承認した。
https://www.viet-jo.com/news/life/191009172031.html
労働法ではテト休暇を5連休と定めているが、2020年は規定の休暇が土日にあたるため、振替休日を合わせて7連休とする。これにより、2020年のテト休暇は2019年よりも2日短くなる。
同案のほかに1月24日(金)から1月30日(木)までの7連休とする案もあったが、労働傷病兵社会省はテト用品の購入や帰省などのためテト前に時間に余裕を持たせる必要があるとして、1日早く休みに入る1月23日からの案を優先するよう政府に提案していた。
同スケジュールが適用されるのは土曜日と日曜日が休暇日となっている公的機関・組織のみで、一般企業などは各社でスケジュールを調整する。
2019年のベトナムの祝祭日については、ベトナムの祝日・休暇からベトナムの祭日、日本の祝日までを網羅したVIETJOベトナムニュースの「ベトナム祝祭日カレンダー」2019年版を参照。
https://www.viet-jo.com/home/calendar_holidays.php?yb=2019
ベトナムの旧正月の内容や行事、忘年会の様子について紹介しました。日本にとってもベトナムにとっても、大切な家族と過ごしたり、一年の幸せと健康をお祈りしたりする風習がお正月にはあります。
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