ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会で6人内定

11月30日(土)、12月7日(土)に株式会社オー・エー・エス様(東京)、株式会社株式会社 アイビーシステム 様(新潟)、株式会社テクノコア様(東京)にホーチミンにお越しいただきホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア採用面接会を開催いたしました。ホーチミンの新卒者、即戦力の人材30名ほどの応募者がそれぞれ面接して6名ほどの内定を獲得しました。

Interview IT Engineers go to Japan for working
ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会で6人内定

ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニアの応募者の横顔

今回参加してくれた応募者は、ホーチミン自然科学大学、UIT(University of Information Technology)、ホーチミン工科大学、FPT大学、ホーチミン農林大学、カントー大学など出身者でした。
年齢層22歳から33歳まで新卒既卒もいました。女性も2割ほどいました。
テクニカルスキルの一例です。
WebBackend、Webfrontend、APP
Java、C#、ReactNative、ASP.NET, AngularJS, Object-C、PHP, PythonSprint、Unity、NodeJs、、、
日本語能力はN1からN4までいました。
また実は今回募集をかけたところ日本在住のベトナムIT系大学卒業者が15名ほど応募してくれました。東京、沖縄、愛知などに住んでいるITエンジニアのベトナム人の方です。年末にかけて日本での面接も設定いたします。
応募者はほとんどが大学でITを専攻した方か、日本語学科の専攻した方なので、面接に進む方は全て高度人材の技術・人文ビザ取得可能な人材です。

ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニアにお越しいただいた企業様

今回は3社お越しいただきました。
1社は受託開発と自社のプロダクトをお持ちのお客様。すでにベトナム人ITエンジニアの採用もしておりその方がいたり、アセアンにも支社があり、そちらでもすでに外国人のITエンジニアがおられる会社様です。新卒採用向けの研修が充実されており、内定をしたベトナム人ITエンジニアは半年間みっちり研修を受けてから各チームに配属されるようです。
もう一社も東京で、大手のWEBシステムのお仕事を長年されている会社様です。こちらは適正テスト、スキルテストも同時に実施されていました。今年初めて入社されたベトナム人ITエンジニアの先輩社員もご一緒にお越しになりベトナム人ITエンジニア先輩が直接会社説明や面接にも参加されていました。会社説明会にはBGMもご用意され、外部にも研修を提供している企業様ならではのすばらいし雰囲気づくりでした。また採用プロセスもかなりロジカルにされていました。
もう一社は新潟から参加されたIT企業様です。やはり受託開発で長く地方に根を張り様々な業務システムやアプリケーションを開発している企業様です。特に最近は産学協業でIot分野の開発、農業用ロボットの開発など最先端の技術開発をされていました。また地方ならではの会社と住まいが近く歩いて数分のところに住むことができるのも魅力の一つです。

ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会の内定者の傾向

IT Japan companies were introducing about their business

当たり前ですがITエンジニアの言語能力、技術スキル、適正性格と三点で評価しています。
技術スキルに関しては、ほとんどの場合問題なくクリアしていました。新卒や2、3年の経験者のベトナム人ITエンジニアを日本人ITエンジニアと比較すると相対的にベトナム人の方が優秀です。特に日本ではITエンジニアは文系からの転換や専門学校卒業者も幅広く採用しておりベトナムのIT専攻の大学生と比べると顕著に差が出るそうです。
一方で言語能力ですが先に述べた技術スキルはほとんどの場合合格するので日本語能力で勝負が決するようです。今回の企業様は外国人材受け入れに積極的でN3程度でもしっかりとした成長意欲、例えば数ヶ月でN3(日本語検定3級)レベルまで来ている方などをしっかり見極めてそのような伸び代も評価されて内定を出していました。まだまだ営業をしているとほとんどの企業様がN2(日本語検定2級)以上と高いハードルを課していますが残念ながらN2のベトナム人ITエンジニアと出会うのはかなり大変です。また弊社が積極的に提案しているのはベトナム人ITコミュニケーターの採用です。おもにベトナムのトップ大学の日本語学部の出身者で彼らはほぼN2またはN1(日本語検定1級)を持ち流暢に会話をします。一人一人の採用を目指すよりチームとして生産性をあげるという提案をしています。
面接は原則全て日本語でされていました。弊社の方で通訳も提供していますが日本語能力をチェックしたいというご要望で困った時にだけサポートをした程度でした。もちろんそのなかでコミュニケーションをしっかり取れた方が合格しています。
また余談にはなりますが、弊社では「日本ビジネス能力認定協会」の代理店としてビジネスマナー教育もしております。内定者にはビジネスマナー4級取得を推奨しています。ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会に参加の企業様にはベトナム版のビジネス能力検定4級の教科書を差し上げています。

ホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会のながれ

■参加決定から募集まで
参加企業様には約2ヶ月前に申し込みをしていただきます。
1ヶ月前から求人票を展開します。
毎週応募者の履歴書や情報を確認いただき必要に応じて選考をしていただきます。
応募者は事前に弊社の方で簡単な面談をしてフィルタリングを行います。
面接会は土曜日の開催が多いので、金曜日にはホーチミンにお越しいただきます。
金曜日に事前打ち合わせをいたします。打ち合わせでは企業様の業務内容や条件、選考フロー、面接会当日のスケジュールの確認などをします。

■面接会から内定まで
面接当日は、面接者の人数によりますが、朝9時からスタートします・
30分程度の会社説明会を、面接者に一斉に開催します。ここで質問も受け付けます。
面接会は面接者一人ずつ行います。原則日本語で行います。企業様も通訳がつきますので全て日本語で問題ありません。お昼休憩をはさみ、人数が多い場合は午後もまずは午後の部に向けて会社説明会を行い個別面接となります。
また会社説明会の後に試験をするケースもあります。適性検査などは面接会の事前に記入して面接者に当日持ってきてもらうことも可能です。
内定は多くの場合当日に決まるケースが多いですが、面接者への通達は面接会終了後1週間以内としております。

■内定から日本へ入国
内定者は、一旦条件の詳細確認が入り内定受諾という流れになります。こちらは弊社経由で確認となります。内定受諾されると、内定者はGROWUPと受け入れ企業様のそれぞれの内定通知書にサインをします。
そしていよいよ在留資格申請をして、2ヶ月から4ヶ月後に日本へ入国となります。在留資格取得については弊社の方でサポートも可能です。また入国後もGROWUPコミュニティ「ベトナム人助け合い会」によるサポートもしております。

ベトナム人ITエンジニア採用企業側の採用条件

ベトナム人ITエンジニア採用企業側は基本的には日本人の採用と同じ基準の報酬設定をしています。
ベトナム人ITエンジニアが気にする点は主に以下になります。
・渡航費用は負担してくれるか。
・テト休暇は有給で帰省できるか。
・住居のサポートはあるか。
・教育制度は充実しているか。
私が特に大きな負担と感じるのは、日本での生活スタートの初期の敷金礼金や生活用品資金など日本との物価の違いがあるので気にしているようです。

次回以降のホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会

次回以降のホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会は以下の日程んとなります。2019年12月10日時点

■ 通常面接会(日本向け採用、ベトナム国内採用)
2020年2月15日(土) (9:00~17:00)
■ 通常面接会(日本向け採用、ベトナム国内採用)
2020年3月14日(土) (9:00~17:00)
■ ホーチミン自然科学大学ジョブフェア &面接会
(日本向け採用、ベトナム国内採用)
2020年4月
■ UIT大学ジョブフェア &面接会
(日本向け採用、ベトナム国内採用)
2020年5月
■ 通常面接会(日本向け採用、ベトナム国内採用)
2020年6月、7月、8月

まとめ

GROWUPは昨年4月よりホーチミントップ大学ベトナム人ITエンジニア人材採用面接会を開催してきました。すでに7回開催をしております。内定者も20名に迫ります。
なぜ現地で面接会をするのか?
それはやはり一緒に働く仲間は直接会って採用していただきたいという思いです。いままでオンラインで面接をして内定を獲得するケースもありましたが、最終的には両者不安になり内定承諾率が上がらない。求職者からすると、もしかすると企業側はいい人に出会えたらラッキーくらいにしか考えておらず、本気に採用を考えているのか疑問に残ると感じられてしまいます。逆に採用成功している企業様は、ホーチミンに採用担当者、受け入れ担当者もお越しいただき熱心に企業のPRをしています。私たちはベトナム企業です。とくにこの企業様に入るとどのような環境が待っているかはできるだけ正しく誠実に伝えて求職者に選んでもらっております。
お互いに納得した出会いになることが、長くWIN WINになることにつながればと考えています。

GrowUpWorkの紹介

現在GROW UP JVでは、ベトナム人エンジニアと直接コンタクトを取ることのできる「GrowUpWork」を運営しております。
https://growupwork.com
このサイトは日本企業様が直接ベトナム人向けに求人募集を掲載できます。
また毎月ホーチミン面接会も開催しております。これは企業様にホーチミンにお越しいただき直接候補者と面接できる仕組みです。

ONETECHグループでは、主に三つのソリューションを提供しています。

  • ベトナムオフショア開発

ONETECHでは、短期的なシステム開発のリソース不足の解決のためベトナムオフショア 受託開発、ラボ開発を提供しています。
https://onetech.jp 

  • ベトナムでの拠点づくり

GROWUP JVでは、中長期的な人材戦略パートナーとしてのベトナムでの拠点づくり。駐在員事務所の設立、支社の設立、ONETECHラボ開発での御社社員の開発管理、会社運営のためのバックオフィス支援を提供しています。日本語教育、ビジネスマナー教育、I T教育などの支援も行っています。

  • 日本でのベトナム人チームの構築支援

ベトナム人エンジニアの日本での雇用
ベトナム人募集サイト「GrowUpWork」では、多くのベトナム人エンジニアと出会うことが可能です。ホーチミンでの面接会や、ジョブフェアでの大学との連携は非常に高い評価をいただいております。すでに「GrowUpWork」を通じて、優秀なベトナムI Tエンジニアの採用に成功している企業様、また日本で活躍しているベトナムI Tエンジニアも増えております。
GROWUP JVには、来たる人材不足に備えるためのソリューションがありますので是非お気軽にお問い合わせください。
https://growupwork.com/jp/お問い合わせ
 


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